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筋交い その2

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筋交い その2

■筋交いに関する参考例

筋交い その2では、筋交いに関する参考例を挙げてみます。
ご参考まで…

(※図・写真等をクリックすると、拡大します。)





筋交いの設置例  

筋交いタスキ掛け

  • 上の図は、通し柱・隅柱部分の筋交いをダブル(タスキ掛け)とした場合の設置例です。
  • この例では通し柱に対して、圧縮筋交いが外側に付いています。
    • 外側、あるいは内側、都合に応じてどちらでも構わないとは思いますが、柱の上部・下部同じ場所に設置する筋交い同士は、図のように基本的に同じ側に設置してください。
  • 左右向き合う筋交い同士で、内側・外側、勝手が違う側に設置しているのもたまに見掛けますが、基本は同じ側にすることによって、そうしない場合の時に若干の「偶力」が働いて、柱部分に水平方向の回転の力が生じることを防ぎます。
  • 特にピン工法などの、隅柱等も管柱で、且つ、丸ほぞを使っている工法などは、ただでさえ柱のガタツキがあります。
    それなのに、けっこう頻繁に勝手違いで施工されているようです。
    筋交いの内外の勝手

    ↑クリックで拡大↑
    ※最初に示した図と違って、左右向き合う筋交いの内外の勝手が違う場合の図


  • けっこう勝手が違う側でも設置されており、一般的にはあまり問題視されていないようです?
    まあ、壁等その他で全体的な持ち合いもするでしょうし、大して影響が生じないようなひねり程度と思われているのかも知れません。
    だからなのか今回のこのような記述は他には見掛けたことがありませんが、何らかの理由でそうしなければならない場合を除いて、基本的には同じ勝手での設置が望ましいと個人的には思います。




  • なお、隅柱以外の部分で単純に考えた場合で、片方向に揺れが生じた場合、片方向の圧縮筋交いに負担が掛かるので対面の筋交いは引張筋交いとして対抗する力が発生することになります。
    感覚的なものですが、同じ場所の方がバランスがいいように感じます。
  • 逆に勝手が違う場合も、片方が押されて片方が引っ張る形ですから、相殺されて回転力やひねり等が生じずバランスも悪くないようにも思いますが、違う勝手での押し合い引き合いが同じ力同士には成りえないように思います。
    引張は主に接合材(プレート・金物)に依存しますから。
    やはり、同じ場所・同じ勝手がバランスがよいように思います。
  • 但し、これに関しては私も今のところ?大きな問題とは考えていません。
    まずは圧縮・引張の「向きと量」、「全体のバランス」を考えて設計・施工をしてください。



筋交い金物の色々

筋交いプレート

  • 上記図は、様々なタイプの筋交いプレートの例を示してみました。
    最近一番よく見るのはAタイプですね。




  • 下記写真は、ホールダウン金物が干渉する場合の筋交いプレートの設置例です。

ホールダウンが干渉する場合




  • 下記写真は、ホールダウン金物が長いタイプで筋交いプレートに干渉しない場合の設置例です。(通常の取り付けが出来ます。また、ジョイントして長くするタイプなどもあります。)

ホールダウンが長いタイプ



■アンカーボルト等の設置例

アンカーボルト・ホールダウン位置

  • 上記図は基礎のアンカーボルト等の設置位置例です。最初に示した筋交いの勝手に合わせた設置例となります。
  • 柱は4寸としています。ホールダウンの位置と柱から示した離れの数字ですが、金物のメーカーによりタンザクの形状等も若干違ってきますので、そこら辺は臨機応変に合わせて下さい。
    特に最近は様々な形状のものが増え、タンザクからボルトまでの位置がけっこう離れている形状のものなども見掛けます。
    また、土台芯から左右の振れの位置も30mmでもかまわないと思いますし、そこら辺は筋交いの厚み、金物の形状・タンザクの形状、その他を考慮して臨機応変に対応してください。
    (あくまでも上記はひとつの参考例です)
  • また、土台敷きの時の墨出し・土台設置時に、実際には穴のズレ等も若干生じます。
    丁張り・基礎施工の精度等その他で、土台にドリルで穴をあける場所も実際の現場では図面通りには行きません。
    状況に応じて、台直し・添え板の使用となる場所・場合もあり得ます。
    (板を添える場合は、タンザクのビスも長い物に変更となります)



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