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床の間

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床の間

  • 和室の中心ともいうべきものが床の間です。ある程度格式のある床の間を伴った和室の佇まいは何ともいえない風格と落ち着きがあるものです。
    和室自体が日本の伝統的な様式であり、日本家屋に欠かせない大切にしたい文化です。
  • 日本間の伝統である床の間ですが、床柱、床框、落とし掛け等には、紫檀(シタン)、黒檀(コクタン)、鉄刀木(タガヤサン)等の唐木の銘木がよく使われます。
    その他、杉のみがき丸太・絞り丸太・皮付き丸太・欅・アカマツ等がよく使われ、床板には畳が使われることもあります。
  • 本床は奥行き3尺、幅1間。床柱は通常杉のみがき丸太で、厳格な座敷は柾角の柱にします。床框は欅・黒檀・花梨・黒柿など。
  • 床脇も様々な意匠があります。代表的なものは、天袋・違い棚・地袋の構成ですが、床の間とのバランスを考えて様々な意匠が考案されています。
  • 床の間を中心とした和室は、こうしなければならないなどと言う決まりはありません。常識的な範囲で最低限の慣わしはありますが、様々なアイデアと工夫で日本人の繊細な感性を損なうことなく、豊かな自然観に基づいた自由な意匠の和室造りを行って下さい。


    書院
  • 書院には付け書院平書院があります。
    床の間に向かって左側の廊下側に少し突き出したのが付け書院です。
  • 通常は幅1間、奥行き尺5寸、畳から1尺あるいは尺2寸くらいに地板を取り付けて、奥は障子でその上は欄間になっています。
    例として、地板までが尺2寸ならば障子部分は3尺6寸、欄間が尺2寸で全体で6尺など。これも決まりがあるわけではありません。
    欄間を省く場合もありますし、少しバランスを変えたり、障子部分を低くする場合もあります。又、幅を3尺にする場合もよくあります。部屋全体のバランスや格式、当事者のセンスなどにより、様々な意匠が考えられるでしょう。
  • 平書院は付け書院のように出窓のようにはなっていないタイプで、上下に鴨居・敷居を入れて肘掛窓にしたものです。
  • 歴史があり、大変風情のある佇まいです。

  • ちなみに床の間の小壁ですが、その裏側は壁塗りの左官仕上げをワザと完成しない場合があります(現場によります)。
  • これは全て完成させると後は下がるだけであり、上り坂のままの方が良いという縁起担ぎから来ており、別に手抜き工事をしている訳ではございません。
    覗き込まないと見えない所であり、普段わざわざ覗き込むような所でもないので、このような風習が残ったのでしょう。
  • 昔の職人さんの、自分が手がけた家のお施主さんの御多幸・発展を願う粋なはからいで、このような風習・文化を今後も残してほしいと切に願います。

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