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金物

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現在の建築に用いられる金物

  • 阪神大震災で倒壊した建物でよくあった事例が、柱のほぞが抜けて足元がすくわれる様な形で倒壊したというのをよく聞きました。
  • これは現在の基準法ではなく、古い基準法で建てられた住宅ですし、建物自体が古く老朽化もかなり進んでしまっていた建物でした。
    柱が抜けてしまえば当然筋交いも役に立たず、足元がブランブランの状態ではとても耐えられるはずがありません。
    又、在来工法で老朽化が進んだ建物の中には、ホゾが抜けてしまう以前に構造に重要な部分がかなり傷んでしまって用を足さない状態のものや、あるいは手抜き工事の物件もあったことでしょう。


  • 手抜き工事の物件は別として、現在の建物はどうでしょうか?
    昔に比べて現在は各部材の接合部に沢山の金物・プレート類及びボルト類が施工されています。
    • 柱の主要部分にはホールダウンと言う、柱のほぞ抜け防止に基礎からがっちりと柱を留める太い丈夫なボルトが施工されています。
    • 筋交いにも筋交いプレートが施工され、各胴差し及びアリ継ぎ等には、羽子板・8寸ボルト・両引きボルト等で継いでいます。


  • 木材は暫くすると乾燥して痩せてくるので、ボルト類はある程度日数が経った後、増し締めが必要なのですが、現在のような兎に角早く建物を完成させるという風潮(これはお施主さんにも責任があります)があり、増し締めをしている現場は非常に少ないと言うのが現状です。
  • そもそも木と鉄が合うはずもなく、本来ならば家が建って数年してからでも増し締めをする必要があるでしょう。
    木材の乾燥程度や施工状況にもよりますが、多少は緩んでいる物件あるいは部分が必ずあるはずです。
    こればかりは元々相成れない素材同士を使っているのですから、どうしようもありません。


  • ホールダウンなどの欠点は沢山のビスなどで著しく木(柱)をいじめてしまう事です。
    木材の素材を大切に扱いたいと思っている業者さんにとって悩みの種であり、ジレンマなのではないでしょうか。
    • 柱の足元に柱つなぎ(足固め)を設け、その横木に土台ボルトを接合するなどの対策・工法も検討してみる価値があるでしょう。


  • 柱はホゾの小口でも持ちます。ホゾの小口は赤身の芯の部分です。腐りにくく強い。
    最近の一般住宅では土台に1寸5分か1寸7分5厘ほどの短ホゾを入れ込んだだけのものが殆んどですが、土台の根元まで貫通させたホゾならば例え土台が腐ってもホゾの小口で持ちます。
    • 沢山土台に入り込んだ分抜け難いですし、揺れにも1寸5分のホゾよりは当然強いです。(もちろんホゾなんかで揺れを持たすという意味ではないですよ!)

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